アオアシ読んでて一層気になった。サッカーでいう「ユース」とはなんぞや。
ボクが最近超絶ハマっているサッカーマンガ「アオアシ」
アオアシの舞台こそがユース。
ユース。
ユース・・・
ゆーす???
「そもそも「ユース」ってなんなの?」
って思っているひといません?
そこで、今日はユースについて調べてみようと思います。
そもそもユースって何。
結論からいうとユースというのはJリーグ加盟チームの下部組織です。
というのも、Jリーグ加盟チームには下部組織であるユースチームを持つことが義務づけれれているのです。
これは、Jリーグが発足した1993年からの決まり事です。
この決まりについてはJリーグ クラブライセンス交付規則のなかの第8章 第33条に記載されています。
第 8 章 競技基準 第 33 条〔競技基準〕 (1)競技基準の目的は、以下のとおりである。 ① 質の高いアカデミープログラムを構築すること ② アカデミー選手のオフ・ザ・ピッチ教育についても支援・奨励すること ③ アカデミー選手の医療ケアを充実させること ④ ピッチ内外でフェアプレーを遵守すること引用元: Jリーグ クラブライセンス交付規則
ただ、すべてのJリーグ加盟チームにその決まりが課せられるわけではないようです。
下部組織を持たなければいけない条件として、
「ディビジョン1ならびにディビジョン2に参加するクラブであること」
というものがあります。
ディビジョンってなんや?
って思う方も多いと思いますが、ディビジョン1とはJリーグの1部リーグのことです。
J1ってやつですね。
つまり、J1かJ2にいるチームには下部組織であるユースを持ちなさいってことです。
どんな弱小チームでもユースをもつ必要がある。
ボクが住む熊本にも一応Jリーグ加盟チームがあります。
その名も「ロアッソ熊本」
まあ、聞いたことないって人がほとんどだと思います。
それもそのはず。
J2維持がギリギリのチームなんですから。
ロアッソ熊本がJ1なるのは競馬のWIN5を当てるくらい難しいと思っています。
そんなロアッソ熊本だってユースはあります。
いちおうJ2なんでアカデミーを作らざるを得ません。
アカデミーってなに。
前項やクラブライセンス交付規則のなかにアカデミーという言葉が出てきました。
Jリーグ加盟チームはこのアカデミーと呼ばれる組織を作らなくてはいけないのです。
未来の選手を育成したり、サッカーの楽しさを世の中に伝えたり。
そんなことをやってる組織です。
ユースはそのアカデミーの育成部門に所属することになります。
ロアッソ熊本ではこのような組織形態になっています。
引用元: ロアッソ熊本hp
ボクらが認識しているユースの勘違い。
ユースにはいろいろ段階があります。
ボクらが日頃から「ユース、ユース」って言っているやつは主にU-18~U-16の高校生が中心の組織です。
他にも、中学生中心のジュニアユース、小学生中心のジュニアなんてのがあります。
ユース
U-18ですね。
高校生世代が主軸のカテゴリーです。
アカデミーの最終部門。
ここまでこれたら後はプロに行くのみ。
ジュニアユース
U-15です。
中学生が中心となるカテゴリーです。
急激な成長が見込める年代。
中にはこのジュニアユース時代に、どんな経験と成長ができたがが一番重要だという人もいるくらいです。
ジュニア
U-12です。
小学生中心のカテゴリーです。
各クラブチームや小学校で抜きんでた子が挑戦する舞台。
まだまだ原石。
可能性はあれど、どんな成長を見せるのか未知数な選手が集まります。
ユースは年代ごとに分かれている。
大まかに言えばこの様な感じです。
正直いって詳しく知りませんでしたが、ユースには詳細なカテゴリー分けがされているんです。
アカデミーに所属する選手の人数。
所属する人数はチームによってばらつきがあるようです。
我がロアッソ熊本では、
ユース 20名
ジュニアユース 33名
ジュニア 23名
となっています。
ただ数字だけ見るとちょっと多い印象を受けましたが、よくよく考えてみると大変な世界です。
小、中学生のジュニア、ジュニアユース所属の人数は合計56名です。
高校生のユースは20名所属とありますが、ユースの中もさらに
U-18
U-17
U-16
という感じで、年齢ごとにカテゴリー分けされています。
最年長のU18に所属している選手はわずか6名です。
U-18になるまでに競争や振り落とし、選別なんかがあったのでしょう。
ロアッソ熊本のようなチームでもこんな競争があるのだから、
J1所属のユースなんてとんでもない生き残り争いが繰り広げられていることでしょう。
未来を担うユースたちを応援したい。
先日U-18の国際親善大会で日本代表であるサムライブルーが優勝を飾りました。
まだ若干18歳の少年たちが日の丸を背負って戦っている事実。
プレーを見てもホントに18歳ですかって精度と威力です。
ちなみに…
大会MVPに輝いた田中陸選手は柏レイソルのユース所属。
大会得点王となった堀研太選手は横浜F・マリノスのユース所属。
ていうかメンバーはほとんどJ1ユースです。
(中には普通の高校生もいますが。)
この子らが未来のサムライジャパンになっていくんでしょうね。
いつかワールドカップ制覇の夢を見せてもらいたいものです。